そもそもCBTとは何なのか
今日もなんとか順調に勉強が進んだ狛犬です。
最近は(今年から?)はクエスチョン・バンクは全てオンライン上で解いていくようになっていて、同じクラスメイトが大体どれくらい既に解いてて正答率はいくらかみたいな解析がドットグラフで見ることができます。
もう2000問近く解いている人もいれば、まだ数十問くらいの人もたくさんいます。
私はというと200問くらいなので、まあ上位半分には入ってるでしょうか。
CBTまで二ヶ月ちょっととなり夏休みを満喫している同期達もさすがにCBTの話をすることが多くなりました。
そもそもCBTって何なんでしょうか。こういう仕組みを理解しておくっていうのは、昨日のモチベーションの話に繋がるかは謎ですが、大切だと思います。
CBTってComputer Based Testingの略なんですよね。直訳するとコンピュータを利用したテストって感じでしょうか。この意味からわかるようにCBTは別に医学部に限らず、薬学部、英検、漢検とかにも使われてる用語のようです。
それでは我々が受ける予定のテストの正式名称は何かって言うと共用試験って言います。実は、一応この試験もコンピュータを利用して行われるのでCBTがくっついているだけなんですよね。
みんなCBT、CBTって言ってますが、共用試験って言うのが正しいようです。まあCBTの方がカッコいいですから言いたくなるのもわかる気がします。
それでは、共用試験とは何なのか、なぜ受けないといけないのか調べてみました(今まで知らなかったのかよって話ですが)。
共用試験がそもそも何故必要なのかは医師法第17条を確認する必要があるようです。
医師法第17条には、
1.患者への侵襲性や患者の羞恥心を十分配慮した一定の行為に限定する、2.指導医のきめ細やかな指導・監督下に行う、3.患者などの同意を得て行う、4.事前に学生の能力と適性の評価を行う
とあります。
要するに本格的に臨床実習に入って患者に接する前に学生の能力と適正を評価しないと違法になるよってことのようです。
同様の目的で共用試験の後にOSCE(Objective Structured Clinical Examination:
客観的臨床能力試験)も実施されます。
医師の資格のまだない学生が患者に接するために不可欠な条件として(違法性阻却事由というそうです)共用試験とOSCEが存在するわけですね。
まあ本来であれば法で縛られるまでもなく患者に接するまでに知識を持っておくべきなのですが、仕方ないですね。
それでは共用試験のCBTっていうのはどのように行われるのでしょうか。
CBTは各大学が実施するのですが、共用試験を管轄する機構のサーバーに2,5000問もの大量のプール問題があり、そこから受験生ごとに異なる問題がランダムに350問出題されます。
でも難しい問題ばかり当たった学生はかわいそうなので、平均的な難易度に差がないように調整は行なってくれるようです。
以上のことはこちらのスライドを参考にしました。
こう詳しく調べてみると私が今やってる勉強の意味がはっきりしてきた気がします。
前回勉強のモチベーションについて書いたのですが、こう勉強している(しなくてはならない)理由をはっきりさせることもモチベーションアップに繋がった気がします。