狛犬の夏休み 〜再受験で入った医学生のブログ〜

20代後半で再受験。某国立大学医学生のブログ。普段考えたことをおもむくままに書いていきます。医学生の日々の生活や趣味、受験時のことなども書いていこうと思います。

年齢差のある大学同期との付き合い方について

再受験で医学部に入ったこまいぬです。

 

昨日おとといくらいから天気が悪く今日も雨が降り続いています。

 

そんな中、夏休みももうすぐ終わりということで、大学の同期とバーベキューしに行ってきました。

 

運良くバーベキュー場ではそれほど雨は降ってなかったんですが、湿気がすごくてなかなか火がつきませんでしたね。

 

大学の同期といっても、年の差はかなりありますが、なんとか受け入れてもらっています。

 

医学部再受験する人にとって年の差ってかなりのネックになってくるんじゃないでしょうか。

 

例えば30歳で医学部に入り直したとして(実際そのくらいの年齢で入り直す人はたくさんいらっしゃいます)現役で入ってきた人が18歳ですから、12歳もの年齢差があることになります。

 

再受験でなんとか大学入試を突破しても、これから一回りも違う年齢の人とやっていけるのか不安になるわけです。

 

大学に入った瞬間から、三十路のおっさんが、スマホでゲームしまくったりinstagramで何々を投稿したり、現代っ子ばかりのキャピキャピした空間に放り込まれることを想像してみてください。

 

まだ近い年齢同士集まれれば良いのですが、医学部と言えどそうそう三十路の学生はいません。

 

かと言って孤独を貫こうにも、医学部に入る限り、グループワークやポリクリなどで同期との付き合いは避けて通れません。

 

そもそも医学部の数多くの試験を突破するためには同期との繋がりが不可欠です。

 

なんとかして周りに溶け込むしかないのですが、一体どうすれば良いのでしょうか。

 

「パッチ・アダムス」という映画は観たことがあるでしょうか。

少し古いですが、割と有名で私も大好きな映画です。この映画の主人公のアダムスは色々あってかなりいい歳になって医学部に入り直すのですが、初め周りからはビックリされるものの自然と馴染んでいく様子が描かれています。

その歳で医学を学ぶのか、と寮で一緒になった同居人に言われた時、アダムスが「ベーブ•ルースは39歳でヤンキースに入団した」と即答するシーンが印象的です。

 

何故アダムスは周りから受け入れられたのでしょうか?もちろんアメリカの文化的背景(アメリカでは大学院修了してから医学部に入ります)や映画による誇張(ベーブルースは実際には25歳で入団)がありますが、私はプライドを捨てることが大事だと思っています。

 

どうしても自分の方が年齢が上だということを意識しがちになって接してしまいます。例えば、飲み会があってもまだまだその場に慣れていない20歳そこそこの同級生に対してついつい知識を見せびらかしたり、何か教えようとしたりしてしまいます。

それではいつまでも経っても同期としてではなく、ただの年上の優しいおっさんとして見られるだけで終わってしまいます。

 

もちろんそういう優しいおっさんとしての立場を望んでいる人もいるかもしれませんが、私の知る限りではそういう人は必ずと言っていいほど孤立します。

 

なぜかと言うと医学生もプライドの高い人が多いので、どうしても年齢差を強調してくる優しいおっさんとは対立しがちになるからです。

 

先ほどのアダムスはというとまったくプライドはありません笑

誰とにも平等に接し、馬鹿騒ぎを繰り返すのです。

 

アダムスほどの馬鹿なことはしなくて良いとは思いますが、ある程度年齢が上だというプライドを捨て切ることが必要だと思います。

 

私もまだまだ年齢差のある同期との付き合いは試行錯誤の連続です。

 

この六年間での出会いは今後も長い付き合いにしていければと思っています。